・2020年8月16日:「マスク反対」を叫ぶ人たちは何を表明しているのか?
(新型コロナウイルス、感染予防、マスク着用、反対意見、クラスターデモ)
●海外や日本で「マスク着用」に反対する人達がいる
下の記事やブックマークにある通り、新型コロナウイルスの感染予防として「マスク着用」が有効であることに疑義を呈して反対デモを行う人たちがいるそうです。
海外では、政府がまともに機能しているので、電車や飲食店などの密閉空間での「マスク着用」を”法律で義務化”している国もありますので、そのことに納得出来ない考えを持つ人たちはデモを行っているのでしょう。違反した場合には、罰金などの罰則もありますので、マスクを忘れて電車で移動したり飲食店を利用できないのは不便に感じるかも知れません。
一方、日本では自主的にマスク着用していますが、残念ながら法制化はされていませんので、マスクを着用せずに電車に乗ろうが街中で大声で歌おうが、それを阻止する根拠がありませんので、わざわざデモを行った理由が不明です。単なるパフォーマンスとか、嫌がらせと思われても仕方ないでしょうね。
こんな街中で集まるぐらい厚かましい根性があるのなら、毎日”マスク無し”で電車に乗ることも可能でしょうから。
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では、この人たちは実際には何を表明しているのでしょうか?
●マスク着用によるウイルス感染予防の効果とは?
ウイルスの大きさは数ナノメートルと非常に小さいので、例えば花粉症対策としての”不織布マスク”でも数マイクロメートルまでしかフィルター効果はありませんから、ウイルス自体を遮蔽する性能はありません。
しかしながら、ウイルスというのは細菌と違って単独では生存・増殖出来ないので、ヒトの体液=特に唾液中に存在して飛散・浮遊することで感染を広げています。そのため、感染者がマスクをして唾液をなるべく遠くまで飛散させないことが「感染予防の効果」となる根拠です。
マスク着用に反対する人たちは、「マスクは予防できないから無意味」「自分はマスクが無くても感染しない」と思っているのだろうが、マスク着用が”自分のためではなく他人を感染させないため”だと理解出来ないのでしょう。自分が絶対に感染していない、と断言することは検査を受けないと言い切れないですから。
あるいは、彼らが集まって表明しているのは、『他人はどうなっても良い、自分さえ良ければイイんだ!』ということなのでしょう。
●ウイルス感染予防の基本は「手洗い」と「マスク」
これ以上、ウイルス感染を拡大させないためには、今のような”各自の善意”に頼るのではなく”法制化”が絶対に必要だと思います。どこでも「マスク着用」ではなく、公共交通機関や屋内施設での義務化、「3密」という”状況”を危険視するのではなく、「唾液」飛沫が飛散する”行為”を危険視して対策する必要があります。
例えば、飲食店では換気や消毒による飛沫の拡散防止などです。
自分を含めて、ウイルスに感染しているかもしれない、と考えると、目や鼻を触ったり、食事などを口に入れる際には、事前に「手洗い」または「消毒」を欠かさないように意識を改革させることが重要だと思います。
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