G-SELFが日頃のグチをつぶやく

アラフィフのおじさんが、日頃のニュースなどについてつぶやきます。

COVID-19(新型コロナウイルス);mRNAワクチンの作り方とは?


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・2021年8月25日:人類史上初のmRNAワクチンの作り方をご存じですか?

新型コロナウイルス、COVID-19、ワクチン、mRNA、免疫、ファイザー、製造方法、作り方、検査、安全性、不純物、異物混入、従来との違い)

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※ニュースサイトです

www3.nhk.or.jp

 

※参考サイト(肝心の製造方法は書いてません…)

新型コロナワクチンはなぜこんな短期間で大量に作ることができたのか mRNAという驚きの最先端遺伝子治療 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

●体内に入れる”ワクチン”について知りたくならない?

 前回の記事で書いた”デルタ株”は、記載した特徴の通り感染が拡大しています。今頃になって、従来のウイルスとの違いをさかんに宣伝しようとしていますが、恐らく狙っているほどには周知されておらず、人々の行動変容は起きていないようです。まず、「感染力が強い」みたいなイメージ出来ない(感染力って何や!?)メッセージでは無く、「ウイルスの飛散量が100~1000倍」「従来株よりも細胞に入りこみ易いカギを持つ」ことが、若年層も含めて発症しやすく感染対策を強化する必要があることを伝えなくてはいけないでしょう。
●よろしければ前回の記事もご参照ください 

g-self.hateblo.jp

 個人的には、対策や行動が遅いな、と思います。中身のない会議をやっていても、感染拡大を抑えられないという証明でしょう。。

 

 ところで、感染拡大への対策の1つ(菅政権にとっては唯一の対策)である「ワクチン」ですが、正式に承認されたファイザー製のmRNAワクチンが、今のところ最も安全かつ効果が実証されているワクチンと考えられています。但し、将来的な副作用については誰も保証出来ないのですが…。

 そんなmRNAワクチンですが、世界中に供給されるため1年間の生産量は”数十億回分”という途方もない数字となっています。本業が製造業の工場勤務であるので、このような大量生産品の作り方・製造方法や品質が気になってしまいます。自分自身のカラダに注入するワクチンなのに、どうやって作られるものなのか?品質管理や検査体制は信用できるのか?先に知っておかないと安心出来ないのではないでしょうか。

 しかし、テレビではほぼ感染者数やトラブル事例を煽りたてているだけだし、ネット検索しても知りたい情報が載っているページが全然ありませんでした。。マスゴミは基本的に”事実”や”真実”よりも、下世話なゴシップしか理解できない知性を持つ人が多いので、あまり需要が無い情報なのかも知れません。

 それでも諦めずに何度か調べた結果、ようやく下のリンクにある”英文を翻訳したページ”に辿り着きました。かなり分かりやすいので、簡単にまとめておきたいと思います。

●下のリンクに詳細な本文があります。ニューヨークタイムズ紙の翻訳のようです。

http://water-solutions.jp/pdf-files/blog/pfizer-vaccine_new-york-times.pdf

 もう1つ、同じくゲノム編集技術によるmRNA医薬品の説明資料も参考になります

【特集】mRNA医薬が未来を変える | ナノキャリア株式会社

 

ファイザー製ワクチンの製造方法

①ゲノム編集してコロナウイルスのスパイクタンパク質の配列を組み込んだDNA=プラスミドを解凍する
⇒ここが一番の”肝”というか”知りたいこと”の1つだったのですが、分かりやすい記事が見つかりませんでした。ちなみに、プラスミド作製は日本でも可能ですし、ファイザーのワクチン用プラスミド製造を”素材の会社”AGCが受託した、というニュースもありました。(工場はドイツですが。。)
 
②このプラスミドを”大腸菌”に組み込み、その大腸菌を増殖させる。
⇒発酵槽で4日間も発酵させることで、大腸菌は何兆個もの数に増殖するようです。
③化学物質により大腸菌の細胞を破壊し、細胞から”プラスミド”を取りだす。
⇒従来の”不活性化ワクチン”では、鶏卵で培養する例(インフルエンザ等)が多いようですが、新しいウイルスでは大腸菌を利用することで”大量生産”を実現しているようです。恐らく、期間が短縮され費用(1回分の単価)も少なくて済むのではないか、と思われます。
④取りだした”プラスミド”のDNA配列を検査し、元となったコロナウイルスのスパイクたんぱく質の配列と変化していないことを確認する。
⇒ここで気になっていた「検査」が入りました。基本的にはDNAの複製(コピー)はRNAと違ってミスが無いはずです。ただ、膨大な回数の複製を行っても全く”ミス=ゼロ”なのか?製造業で働いていると信じられないのですが…。また、「検査」で重要なのは”検査サンプル数”ですが、この辺りは資料では分かりませんでした。
⑤”酵素”を混ぜて、プラスミドのDNA配列を所定の位置で切断する。ここで、コロナウイルスのスパイクたんぱく質DNAのみが取りだされる。この工程に2日間も掛かるようです。
⇒この酵素ゲノム編集が飛躍的に進歩した”肝”だと思います。実際に、ノーベル賞も受賞されています。但し、新しい技術なので100%信頼できるのか?不安は残ります。(切断箇所の変異や改変などの可能性)
⑥「転写酵素」(RNAポリメラーゼ)によりDNAからmRNAに転写される。その後、mRNA以外の不要なDNAや酵素をろ過して取り除く。
⑦ろ過されたmRNAを「検査」して、純度と遺伝子配列を確認する。
⇒1バッチで75万回分のワクチンが作られるそうですが、これもどのぐらいの”検査サンプル数”なのか?もちろん、全数は出来ないのですが、人体に影響のあるような異物が除去できる頻度なのかは”不明”なままです。
⑧mRNAを保護する「脂質」ナノ粒子と混ぜ合わせる。mRNAに脂質分子が近づくと電荷によって吸い寄せられて、mRNAの周囲に何層かの保護層が形成される。
mRNAは非常に壊れやすいので、体内で細胞まで届くように保護する”運び屋”の役割があるようです。
⑨”バイアル”と呼ばれる容器に充填される。
⑩凍結され、4週間以上の検査の後に出荷される
 
この記事が書かれたのが2021年4月28日で、このときファイザーのワクチン製造リードタイムは約60日間で、そのうち半分以上が「検査」に費やされているそうです。資料のなかの画像を見る限り、”実験室”のような製造ラインなのが驚きです。
しかし、遺伝子工学を活用した製造工場というのはこのようなものなのか、という気もします。
 
 ファイザー社製のmRNAワクチンの製造方法について調べてみて自分なりに●分かったことと、×分からなかったことが次の通りだった。
大腸菌を増殖させることで「新型コロナウイルスのスパイクたんぱく質」を大量に複製している
●”酵素”を使って「必要な遺伝子だけを切断」している
×”不良品”が混入する可能性は?
×”検査数”は適切なのか?
 
 
 個人的には、率先してワクチンを接種したい、という気持ちにはならなかった。まだ暫くは”様子見”で、「感染予防」に心掛けたいと思う。
 
 ※これまでの新型コロナ関連記事もご参照ください

 

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